トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業のカーメーカー4社は7月29日、ハイブリッドカーなどを含む電気自動車（PHV・PHEV・EV）の充電器を共同で設置していくことに合意したと発表した。設置費用は政府の補助金を活用するほか、一部は4社が負担して設置する。また、各社が出資している既存の充電サービス会社と連携する形で利用者の利便性の高い充電ネットワークも構築する。

 

　今回の協働は今年度の経済対策に充電器設置補助金1005億円が計上されたこと、国内の充電機設置状況は急速充電器1700基、普通充電器約3000基強十分ではないことなどを踏まえたもの。そこで4社は、政府の補助金支援期間内にスピーディに設置を推進する必要があると認識し、個々での活動からに協働に合意したもの。今後4社は▽ショッピングセンターなど商業施設、道の駅など経路充電スポットに約8000基、これに加え急速充電器はパーキングエリアなど経路充電スポットに約4000基をそれぞれ設置を検討、▽ジャパンチャージネットワークなど、各社が出資している既存の充電サービス会社と連携し、単一カードでどこでも充電できるなど利便性の高い充電インフラネットワークサービスを創造、▽官庁や地方自治体との連携、などに取り組んでいく。