NTTファシリティーズが全額出資する佐嘉吉野ヶ里ソーラー合同会社は7月25日、大規模太陽光発電設備の「吉野ヶ里メガソーラー発電所(愛称:てるてるの森・写真)」を完成した。佐賀県神埼市で建設していたもので、太陽電池容量は12MW、年間発電量
は1万2850MWh(一般家庭約3600世帯分に相当)となっている。
吉野ヶ里メガソーラー発電所は、佐賀県所有の土地を賃借し発電事業を実施するスキームで建設された。佐賀県の公募で同社と戸上電機製作所、佐賀銀行、佐賀大学、西日本電信電話で構成するコンソーシアムが選定され、パネルは日本国内製(240W/枚)を5万320枚使
用した。また停電対応型のパワーコンディショナー、リチウムイオン電池を採用。停電時も発電所から地域へ電力を供給できる。駐車場にはEV充電器を2台設置し、1台は停電対応型設備と連携し停電時にも活用できるようにした。設備は8月6日から一般にも公開され、見学が可能になる。