ノーリツ(神戸市)は9月24日、貯湯ユニットとヒートポンプユニットを組み合わせた戸建て住宅用の「ハイブリッド給湯システム」を発売する。価格は給湯・風呂・温水暖房用が86万5000円、給湯・風呂用が76万5000円。販売初年度は両機種合わせて5000台の販売を目指す。
新システムは、給湯一次エネルギー効率が125%と高い点が最大の特徴。ガスのエネルギーと空気熱の両方を利用し、給湯一次エネルギー効率を高めることで、給湯エネルギー消費量を削減した。10月1日に施行予定の住宅に係わる省エネルギー基準の改正を見据えた商品で、ガスと電気の給湯システムを組み合わせ、従来型のガス給湯器に比べ約50%、ヒートポンプ給湯機より約18%給湯一次エネルギー効率を高めた。給湯光熱費は従来型のガス給湯器と比べ年間で約6万円削減できるという(LPGの場合)。また、年間CO2排出量は約45%減と環境負荷も削減できたほか、台所、浴室リモコンで、ガスと電気の使用量、光熱費の節約状況、発電・売電状況やCO2削減量などを確認できる。