住友共同電力は、グループ会社の住共エンジニアリングを元請けとして小水力発電設備「大平発電所」を建設する。吉野川水系の水力発電用水の落差(約29m)を再利用したクロスフロー水車形式の設備で、出力は150kW、計画発電量は約70万kWh/年。操業開始は平成26年3月を見込んでいる。
大平発電所は、既存の水力発電所の支流に堰堤を新設し、集水した水を別の支流堰堤の水路と合流。その合流点に水槽を新設し、その水槽から水圧管路を利用して大平発電所に水を導き発電するもの。既に調査と準備工事に着手しており、10月から土木工事を開始。来年1月から本体工事に取り掛かり、3月半ばには完成・稼働開始となる見通し。