三菱重工業のリチウムイオン二次電池「MLiX」を搭載した電気自動車(EV)レーシングカーが、米コロラド州で行われた「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2013」のEV部門で優勝した。EV部門決勝は6月30日に開催され、ドライバーの田嶋伸博氏が昨年の総合優勝車(ガソリン車)の記録(9分46秒16)とほぼ同タイムで走破した。
同社は、自社のリチウムイオン二次電池「MLiX」の標準型をベースにEVレーシングカー用として開発した高出力型電池を提供した。同社は、地球環境保護の啓発活動の一環として同レースに参戦する電気自動車普及協議会(APEV)の「Team APEV with モンスタースポーツ」に協賛しており、同レースの開催は今回で91回目。