九州電力は5月27日、電動フォークリフトで使用したリチウムイオン電池を大規模定置用蓄電システムにリユースする実証事業を開始すると発表した。同事業はNExT-e Solutions、グループ企業の九電みらいエナジーと共同で実施する。3社は、電動フォークリフトで使用したリチウムイオン電池を、大規模太陽光発電設備の蓄電システムに有効活用するため、リユースした蓄電池の性能やコストなどを確認する。NExT-eSは、トヨタ自動車九州と、NExT-eS製の電池パックをトヨタ九州宮田工場で使用する電動フォークリフトに搭載し、そこで約1年使用する。使用後の電池パックは、九電みらいエナジーが所有する大牟田メガソーラー発電所に設置する蓄電システムに組み込む。ここでは、出力制御時に発電電力を蓄電し、電力を有効活用する。これらの結果から、同社はNExT-eSなどと、将来の電力需給調整市場での活用や、電力系統の安定化に貢献する新事業やサービスを検討する。3社は、実証事業の期間として2年間を予定している。
2019/05/29 ニュース
九電グループ、使用済み電池のリユースで実証試験に着手
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2019/05/27
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