2019/05/14 ニュース
事業用火力の増加などで売上高24.3%増に 太平電業

 太平電業が5月10日に発表した2019年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高1011億4100万円(前期比24.3%増)、営業利益34億9100万円(2%減)、経常利益40億1300万円(17.3%増)、当期利益27億9500万円(22.2%増)の最終増益となった。同期の建設工事部門は、受注面で環境保全設備工事が増加した、一方で事業用火力発電設備工事、自家用火力発電設備工事が減少し、受注高は332億6700万円(38.8%減)と大幅に減少した。売上高は、事業用火力発電設備工事と自家用火力発電設備工事が増加し385億300万円(65.6%増)と大幅な増収となった。セグメント利益は、一部大型工事の費用が増加したものの16億5400万円(前期は10億6000万円のセグメント損失)と改善した。補修工事部門は、原子力発電設備工事や製鉄関連設備工事などが増加し、受注高は699億4100万円(11.6%増)と増加。売上高は、原子力発電設備工事が減少した一方、事業用火力発電設備工事などの増加でカバーし626億3700万円(7.7%増)と、こちらも増収となった。セグメント利益は82億2800万円(8.2%増)と増益だった。今期は全社で売上高1040億円(2.8%増)、営業利益49億円(40.3%増)、経常利益52億円(29.5%増)、当期利益34億円(21.5%増)と増収増益の見込み。