2019/03/14 ニュース
新日鉄住金エンジ、フィンランドでごみ焼却発電設備を受注

 新日鉄住金エンジニアリングは2月28日、フィンランドでごみ焼却発電設備の建設工事を受注したと発表した。ドイツの廃棄物発電設備子会社、シュタインミューラー・バブコック・エンバイロメント(SBENG)を通じて、同国のロウナヴォイマから受注したもの。新設備の定格処理量は360t/日(ストーカ式、1炉のみ)で、同国のスオミ県サロ市に2021年の稼動予定で建設される。同社の役務範囲は、焼却炉とボイラーなどの設計~試運転までとなっている。新設備は、サロ市の周辺で発生する廃棄物からエネルギーを回収し、同地域に熱と電力を供給する。熱は年間で180-190GWh、電力は72GWhをそれぞれ供給する。SBENGは同国など北欧諸国でごみ焼却発電設備を数多く建設した実績があり、技術的な信頼性とも相まって、今回の商談で高く評価された。