2019/02/28 ニュース
新規設備の一斉稼動などで新エネ事業は約30%増益 日本アジアG

 日本アジアグループが2月14日に発表した平成31年3月期第3四半期連結決算によると、同期の業績は売上高720億6300万円(前年同期比41.9%増)、営業損失14億9300万円(前年同期は11億5100万円の営業利益)、経常損失29億1300万円(8700万円の経常損失)、当期損失37億5300万円(2億2000万円の当期損失)と、前年同期比で損失が拡大した。この損失は、同期から空間情報事業のため資本参加した企業の業績が影響したという。主要3事業中、同期のグリーンエネルギー事業は受注高142億9000万円(2.5%増)、売上高204億4700万円(17.3%増)、セグメント利益28億6500万円(29.3%増)と好調に推移した。売電事業では、茨城県内の3か所、大分県と和歌山県でそれぞれ1か所ずつ開発した太陽光発電設備が稼動した。これで稼働済みの発電設備は80か所、総出力は174MW規模となった。また、2020年3月の竣工予定で新設備「多治見SW」(出力16.3MW)を着工し、徳島県東みよし町と電力小売企業「みよしエナジー」も設立している。このほか、前期にグループ会社のJAG国際エナジーが資本参加したJAGフィールドの貢献や、好天に恵まれ発電設備の稼働率が上昇したことなどで増収増益となった。通期は全社で売上高1100億円(50%増)、営業利益32億円(1.5%増)、経常利益15億円(5.2%増)、当期利益10億円(31%減)と最終減益を見込む。