2019/02/28 ニュース
住友商事ほか3社、再エネファンド設立し洋上風力案件に投資

 住友商事はこのほど、三井住友銀行、日本政策投資銀行と再生可能エネルギー(再エネ)の新ファンドを設立した。今回設立した「1号ファンド」は、昨年7月に3社が出資するファンド運営会社、スプリング・インフラストラクチャー・キャピタル(東京都千代田区)を通じ設立された。今後、国内の投資家から資金を集め、海外の洋上風力発電事業に投融資する。新ファンドの総額は最大300億円を目指す。スプリングには、再エネ分野の投融資の経験・知見を持つメンバーが派遣され、投資先のインフラ事業の運営に参画する。また、再エネなどのインフラ事業へ資金を還流する仕組みを構築し、国内の資金ニーズに応え、世界のインフラストラクチャーの整備に貢献するという。新ファンドは、同社が英国で運営するレースバンク洋上風力発電事業、ギャロパー洋上風力発電事業を想定資産として組み入れる予定。同社は、新ファンドは、国内初の海外向け洋上風力発電事業の投資ファンドだとしている。