新日鐵住金は2月19日、寿命30万回以上という新型の水素ステーション用鋼製蓄圧器を開発し、商業生産を開始したと発表した。日本製鋼所、高圧昭和ボンベと共同開発したもので、同社の99MPa高圧水素に耐える大径厚肉シームレス鋼管を採用している。開発した新製品「HyST300 model R」は、従来品より軽量化と耐久性を向上させ、量産化の課題を克服した。今回の開発で、日本製鋼所が蓄圧器を設計し、従来型のストレート円筒に蓋を設けた構造から両端を絞ったボンベ構造に変更した。このことで、大幅な軽量化、コスト低減を実現した。高圧昭和ボンベは、大径厚肉シームレス鋼管の鏡部鍛造技術を提供し、大きな開口径を持つ絞り加工を施した。これで、内面のきず除去加工や内面検査が可能な構造となり、高いレベルでの安全性・信頼性を確保できた。新製品は、2月27日~3月1日に東京ビッグサイトで開催されるFC EXPO2019で、日本製鋼所が出展する。
2019/02/28 ニュース
新日鐵住金など3社、水素ステーション用の鋼製蓄圧器を共同開発
2019/02/28
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