2019/02/28 ニュース
三井E&S、食品残渣由来のバイオガスで発電する設備を竣工

 三井E&Sエンジニアリング(東京都中央区)は2月26日、完全子会社の三井E&S環境エンジニアリング(千葉市)が福岡県みやま市から受注した「みやま市バイオマスセンター」を昨年11月に竣工したと発表した。新設備は食品残渣やし尿なからバイオガスを発生させ、発生したガスで発電する。受け入れ能力は食品残渣10t/日、し尿42t/日、浄化槽汚泥78t/日の計130t/日となっている。発生したメタンガスは、コージェネレーション発電設備の燃料となり、施設内の電力と温水を製造する。発酵後の消化液は、液肥として同センターとサテライト貯留設備から地域の農地に還元される。また、2016年に閉校となった山川南部小学校の敷地などを活用し、校舎を視察研修室とカフェなど周辺設備に再活用した。この旧校舎では、循環型社会などを学習できるほか、シェアオフィスの機能も持っている。