ジョインテック(宮城県仙台市)と東北ドローン（同）は2月27日、ドローンを用いて30基分の風力発電設備のブレードを点検したと発表した。点検は、損傷評価、補修の見積り積算を行えるレベルで実施できたとして、これらの結果から風力発電ブレードの損傷データからAIが学習・各種試算を行うサービスを提供する。この新サービスは、アルビト（東京都品川区）と協業して展開する。両社は、ドローンでブレードを点検する場合、▽高倍率ズームでもブレが少なく点検写真を撮影できる、▽空中で静止して撮影するため、ドローン本体の移動距離を短くし、1時間～1時間半程度で撮影できる、▽予防保全型の維持管理が行えるため、ライフサイクルコストが削減可能、▽点検期間が短く、補修計画の立案にゆとりが生じる－－などの長所があるとしている。アルビトと提供する新サービスは、ドローンが取得した膨大な画像データとAIの技術などを組み合わせ、撮影した時点で点検結果をレポートとして顧客に提供するものになるという。3社は、3月初旬にも新サービスのベータ版をサービスリリースする予定。