2019/01/23 ニュース
MHPS、長崎工場に顧客の火力設備を監視するセンターを開設

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は1月21日、長崎工場(長崎市)の本館内に新設備「遠隔監視センター(RMC)」を開設したと発表した。これまでに同社が納入した火力発電設備や地熱発電設備の運転と保守を、発電所全体の状態監視を通じてここでサポートする。このことで、発電設備の稼働率や信頼性の向上に貢献する。特に地熱発電向けでは、厳しい腐食環境で稼動することが多い蒸気タービンの腐食状況の監視などを中心に、保守をサポートする計画という。ガスタービンコンバインドサイクル向けでは、排熱回収ボイラーや蒸気タービンなどのボトミング・サイクル向けに、ガスタービンサイクルの保守をサポートを担当する高砂工場(兵庫県高砂市)内のセンターと連携しながら対応する。また同センターを活用し、同社のデジタルソリューション「MHPS-TOMONI」を駆使したソリューション提案力を強化して、アフターサービス機能も拡充させる。同社の遠隔監視拠点は、高砂工場のほか、米オーランド(フロリダ州)、フィリピン・アラバン(モンテンルパ市)に次いでこれが4か所目となる。