2019/01/11 ニュース
清水建設、富山県に960kWの小水力発電設備を建設

 清水建設は1月9日、富山県内で出力960kWの小水力発電設備を建設し、2020年12月に稼動すると発表した。建設費は約16億円で、今後このほかにも富山県など5~6県に10数か所の小水力発電設備を建設する。同社は、これを機に再生可能エネルギー発電事業を推進し、2030年までに総発電能力1万kW体制を構築。売上高20億円の確保を目指す。同社は今回の案件を、2016年12月から検討してきていた。2017年12月には、日本小水力発電(山梨県北杜市)、日本エレクトロニクスサービス(富山市)と共同で発電事業会社「水の国電力」(東京都中央区)も設立している。新設備は竣工後、この水の国電力が運営と管理に当たる模様。水の国電力の資本金は5000万円で、出資比率は▽同社・51%、▽日本小水力発電・45%、▽日本エレクトロニクスサービス・4%--となっている。