2018/12/24 ニュース
住友商事、水素ビジネス推進などで新組織を立ち上げ

 住友商事は12月18日、10月1日付でインフラ事業部門電力インフラ事業本部傘下に新組織「Team New Frontier」を立ち上げたと発表した。新組織は組織横断的に、▽電気自動車、マイクログリッドなどの電力×モビリティ、▽水素ビジネスなどの電力×ガス、▽オフグリッド、仮想発電所(VPP)などの電力×通信--の分野で、新規ビジネスの創出などを目指す。電力インフラ事業本部では従来、発電設備の設計施工や、独立発電事業を中心に展開してきた。しかし近年は、先進国などで再生可能エネルギーや蓄電池が急速に普及し、革新的なデジタル技術やEV技術との分野的な融合など市場環境も変化している。そこで、同社は新組織で、▽NEW For Life、▽NEW For Future、▽NEW For Advance、▽NEW For Break-Through--という4つの「NEW」を追求し、第3のビジネス創造を目指す。新組織は、活動の第一弾として、このほどアフリカでソーラー・ホーム・システム事業を展開するM-KOPA Solar(本社・ケニア・ナイロビ)に出資した。M-KOPA Solarは、サブサハラ以南の未電化地域で、家庭用の小型太陽光パネル・蓄電池に照明、テレビなど家電製品を組み合わせた商品の販売・普及を行っている。