DOWAホールディングス(東京都千代田区)は12月17日、2019年1月から無害化後のリチウムイオン電池再資源化設備(秋田県大館市)を稼働させると発表した。この再資源化設備は、子会社のDOWAエコシステム(同)が運営する。新設備の処理能力は約100t/月で、熱処理して無害化させた電池を、鉄やアルミなどに分離する。分離した金属は、効率よくそれぞれの製錬原料に再利用できるという。現在は、同社グループの保有する複数の大型焼却炉で熱処理した後、鉄と鉄以外の金属混合物に分別している。金属混合物は同社DOWAグループのメルテックで溶融処理し、建設資材用の人工骨材と製錬用原料にリサイクルしている。同社は、今回のスキームで安全な処理と高効率なリサイクルを両立できるようになったため、今後リチウムイオン電池の受け入れを拡大するとしている。
2018/12/19 ニュース
DOWAグループ、大館市でリチウムイオン電池のリサイクル設備を稼動
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