日本生命保険相互会社は12月17日 、英国の洋上風力発電案件に2億ポンド（邦貨換算約286億円）のシンジケートローンを実施すると発表した。同案件を運営するファイアーボルトRBホールディングスに融資するもので、12日付で融資契約に調印した。同社は融資の組成段階から参加する。この案件は、英ノーフォーク州の沖合27kmの海域で、ファイアーボルトが発電容量573.3MW(6.3MW型機×91基) の大型洋上風力発電設備を建設・運営する。デンマークの電力大手、アーステッドのグループ会社と共同で実施し、設備は今年2月に竣工している。この融資は運営資金などに利用され、同社は長期間の利回りが期待できるとしている。また、国内生命 保険会社が行うプロジェクト・ファイナンスとしては、最大級の融資規模だという。事業主体のファイアーボルトには、住友商事が資本金の25％を出資している。