2018/12/12 ニュース
新日鉄住金エンジ、台湾で大型ごみ焼却発電設備を受注  
 新日鉄住金エンジニアリングは12月10日、中華民国(台湾)の桃園市でストーカ式のごみ焼却発電設備(処理能力330t/日×2炉)を受注したと発表した。同国の総合エンジニアリング大手、CTCIから受注したもので、2021年末の竣工を目指す。同社は全体の基本設計と焼却炉本体、ボイラーの供給などを担当する。設備に付帯する発電設備の発電効率は25%以上と、同国の廃棄物発電では最高値だという。同社が納入した設備一式を、CTCIが発電事業の特別目的会社EVER ECOVEにプラントとして納入する。この案件は昨年、同国で導入されたFIT制度の第1号適用案件となる。今回の商談では、同社が持つ約600基に上るごみ焼却発電設備の納入実績と、その発電技術などが評価され受注に結びついた。