静岡県は12月7日、台風24号の影響で停電した住宅用太陽光発電設備の利用実態調査で実施したアンケートの速報を公表した。速報によると、有効回答数1567件(12月5日現在)のうち、自宅の太陽光発電設備が停電したとの回答数は1158件(全体の74%)に上った。一方、なかったとの回答は409件(26%)だった。停電した設備で、自立運転機能の使用の有無を聞くと、有り(使用した)は710件(61%)、なし(使用しなかった)は448件(39%)だった。この448件のうち、自立運転機能を使用しなかった理由は、「機能を知らなかった」か、「使用方法を知らなかった」との回答は205件(18%)、「自立運転機能がない」が28件(2%)だった。このほか、「使用する前に復電した」が109件(10%)、「その他(不在だったなど)」は106件(9%)だった。710件の「使用した」と回答したユーザーが自立運転機能で使用した機器(複数回答可)は「スマートフォンなどの充電」が531件(75%)と「冷蔵庫」が527件(74%)と圧倒的に多く、次いで「洗濯機」が265件(37%)などとなっている。このアンケートは、平成23~29年度に、県の住宅用太陽光発電設備導入支援事業費補助金を交付した約4万5000世帯のうち、停電被害が長引いた静岡市、浜松市などの約3000世帯に先月実施した。県は調査結果を受けて、今後は太陽光発電協会や販売業者、設備メーカーなどと連携し、操作方法の周知などに努めるとしている。
2018/12/10 ニュース
県内の1158世帯、台風24号で太陽光設備が停電 静岡県
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