2018/12/03 ニュース
日立キャピタル、子会社が青森県で小型バイオガス発電設備を竣工

 日立キャピタル(東京都港区)は11月30日、子会社の日立グリーンエナジー(同)が出資する合同会社向けのバイオガス発電設備が竣工したと発表した。この合同会社は「合同会社農業連携BG投資組合1号」(東京都千代田区)で、イーパワーなども出資している。竣工した設備は年間発電量が約16万kWhで、11月28日に稼動した。発電方式は、日量約4tのながいもの残渣などをメタン発酵し、発生したバイオガスを燃料に発電する。JAゆうき青森の選果場で、大量に発生するながいも残渣を有効活用することが狙いの一つとなっている。新設備はJAゆうき青森の敷地(青森県東北町)に設置された。この発電方式は、豊橋技術科学大学とイクナム研設などで構成される産学コンソーシアムが開発したもので、豊橋式バイオガス発電システムと命名されている。JAゆうき青森では、発電機の排熱を回収し、隣地に新設するビニールハウスで冬場の農業に有効活用する予定。