2018/11/26 ニュース
新日鉄住金グループ、本田技研と水素ステーション製造で協業
 新日鉄住金グループの日鉄住金パイプライン&エンジニアリングは11月21日、本田技研工業と「スマート水素ステーション 70MPa」の製造で協業すると発表した。新製品は同日から受注活動を始めており、同社は新製品の水素貯蔵・充填システムの製造、全体の組み立てを担当する。本田技研は、新製品が搭載する高圧水電解システム「パワー クリエイター」の製造と供給、新製品の販売・アフターサービスを行う。新製品は、燃料電池自動車(FCV)に供給する高圧水素を製造・充填する装置で、水素製造量:2.5kg/日となっている。充填圧力は70MPaで、再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解して水素を製造する。水素をコンプレッサーを使用せず高圧化できるため、装置全体を省スペース化した。同社は、新日鉄住金の高圧水素用ステンレス鋼「HRX19」を採用し、バルブユニットを溶接構造とすることで省スペース化できたとしている。新製品は本田技研のFCV「CLARITY FUEL CELL」に水素をフル充填できる。