2018/11/14 ニュース
三井物産ほか、タイで総出力2500MWの大型火力を年内に着工

 三井物産は11月9日、タイ・チョンブリ県に設備容量2500MW(625MWx4系列)のガスコンバインドサイクル発電設備を新設すると発表した。この案件は、同国の民間電力大手ガルフ・エナジー・ディベロップメントと共同で推進する。総事業費は約1700億円に上り、同社は、建設資金などとしてプロジェクト・ファイナンス形式の融資関連契約を締結している。この融資関連契約には国際協力銀行、アジア開発銀行、日本と同国などの市中銀行団が参画しているという。新設備は年内にも本格的に着工し、2021年3月に部分的に稼動させ、2022年10月に完工する予定。竣工後は、同国の電力公社EGATに電力を供給する。EGATとの契約期間は25年間で、発電設備の建設と竣工後の管理は三菱日立パワーシステムズが請け負う。