2018/11/14 ニュース
多摩川HD、再エネ設備の販売増などで赤字幅が縮小

 多摩川ホールディングスが11月12日に発表した平成31年3月期第2四半期連結決算によると、同期の業績は売上高16億5500万円(前年同期比27%増)、営業利益1600万円(前年同期は6500万円の営業損失)、経常損失9400万円(1億1400万円の経常損失)、当期損失9400万円(1億1800万円の当期損失)と、赤字幅が前年同期比で縮小した。主要3事業中、再エネシステム販売事業は受注高9300万円(13.2%減)、売上高2億5600万円(592.6%増)、セグメント損失1500万円(7900万円の損失)と大幅な増収を確保した。同期は、太陽光発電設備と小型風力発電設備の開発・分譲に注力。これらの設備で改正FIT法上の認証手続きは、手続き完了までに時間がかかっているものの、昨年から申請した案件は徐々に手続きが完了してきている。それに伴い、新規顧客からの設備の引き合いも増加傾向にあるという。再エネ発電所事業は売上高が3億7900万円(87.5%増)、セグメント利益は1億4900万円(74.9%増)と増収増益を確保できた。台風21号の影響など天候不順も見られたが、上期は総じて天候に恵まれ、下関市などの太陽光発電設備が順調に稼動した。このほか、同期に長崎県五島市と静岡県島田市の設備が本格的に稼働している。また、北海道登別市の設備も11月2日に売電を開始した。通期は全社で51億8600万円(59.3%増)、営業利益2億3900万円(349.2%増)、経常利益2200万円、当期利益1400万円と大幅な営業増益を見込む。