千代田化工建設が11月9日に発表した2019年3月期第2四半期連結決算によると、同期の業績は売上高1463億8700万円(前年同期比41.6%減)、営業損失962億6700万円(前年同期は131億2600万円の営業損失)、経常損失962億7100万円(123億7300万円の経常損失)、当期損失1086億600万円(34億8000万円の当期利益)と、大幅な最終赤字となった。この赤字は、米国で実施中のLNGプロジェクトで工事コストが大幅に増加したためという。同期の環境・新エネルギー・インフラ関係では、出力規模が国内最大級のバイオマス発電設備工事と、世界最大級の蓄電池システム建設工事を受注した。新エネルギー関連では、日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証設備を今年度中の完成を目指し建設している。このほか、同社と三菱商事、三井物産、日本郵船とともに設立した「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合」が、水素サプライチェーンを事業化する実証プロジェクトを遂行している。しかし通期は、全社で売上高4000億円(21.7%減)、営業損失865億円、経常損失865億円、当期損失1050億円と、第2四半期同様最終赤字となる見通し。
2018/11/12 ニュース
新エネ関連の受注好調も工事コスト増で大幅赤字 千代田化工建設
2018/11/12
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