2013/06/14 ニュース
長野県、太陽光発電設備の知見などを県内で公開
 長野県は、岡谷酸素(長野県岡谷市)、自然エネルギー信州ネット(長野市)と県が推進する「おひさまBUN・SUNメガソーラープロジェクト」について三者協定を締結した。このプロジェクトは、県がプロデュースした太陽光発電プロジェクトで得られる技術面・運営面などのノウハウを岡谷酸素が県内で公開。自然エネルギー信州ネットがビジネスモデルを整理・分析し県内で普及活動を行うというもの。
 
 この協定で、岡谷酸素は設計・施工・メンテナンスなどの技術事項、設備認定や系統連系協議のノウハウ、事業収支などの運営状況を公開する。これらを踏まえ自然エネルギー信州ネットは整理・分析・普及活動を行う。また、売電利益の約30%(事業運営期間20年間で約3800万円)を普及活動の原資とする。情報などを公開する太陽光発電設備は豊田終末処理場(諏訪市)、小川区公会堂(同)に設置されたもので、設備容量はそれぞれ約1013kW、6kW。年間発電量は約118万3560kWh、約6307kWhで、建設費は約3.76億円、 約260万円となっている。県は昨年10月末に豊田終末処理場の屋根をメガソーラー事業者に賃貸するため事業者を公募し、12月に岡谷酸素に決めた。豊田終末処理場の屋根部分の賃貸額は491万2857円/年。小川区公会堂は貸付料を徴収しないが、施設内に非常用電源を設置する義務が課されている。