2013/06/14 ニュース
地元資本による地元のための風力事業会社を秋田で立ち上げ
 秋田銀行、大舘製作所、タプロスなど秋田県内の企業6社は、県内で風力発電事業を行う事業会社「A-WIND ENERGY」の設立で合意し、現在設立準備を進めている。A-WIND ENERGYは秋田市~潟上市にかけて標準的な出力2500kW級の風車を10基程度建設する予定。
 
 6社は、県内で風力発電事業に参入する企業は多いが、その大半は県外資本によるものであり、経済的な利益が地元に十分還元されていないと判断。そこで、「地元企業による県民の資産ともいうべき風資源を活用した事業を通じた地域貢献」をコンセプトに、事業会社の設立で合意した。今回の事業は、単なる売電事業から風力発電事業に関連する産業の地元への定着、雇用創出を通じた地域経済活性化の実現など立地地域の発展に結び付けることも展望している。