2018/10/09 ニュース
千代化、北海道で容量720MWhの大規模蓄電池システムを受注

 千代田化工建設は10月5日 、北海道北部風力送電(北海道稚内市)から北豊富変電所蓄電池システム建設工事を受注したと発表した。北海道北部風力送電は、豊富町で「風力発電のための送電網整備の実証事業」を計画している。受注したシステムは同事業のためのもので、出力は240MW、蓄電池容量は720MWhとなっている。受注範囲はシステムを構成する蓄電池、制御システム、受変電設備などで、一括元請けとして全体を取りまとめる。同事業は、豊富町などで77.8kmにわたり送電網を整備するもので、送電網の脆弱さを蓄電池の導入などで改良し、系統の制約を解消して今後の風力発電の大量導入に備える。北海道北部風力送電はユーラスエナジーホールディングス、北海道電力など6社が出資し、2013年8月に設立された電力事業会社。