2018/10/05 ニュース
出光興産、秋田県で地熱発電事業化のための噴気試験を実施

 出光興産は10月4日、9月28日から秋田県小安地域で地熱発電設備開発のための噴気試験を始めたと発表した。試験は10月18日まで実施する予定という。この開発事業は、国際石油開発帝石、三井石油開発と2011年と共同で行っている。地表調査などは2011年度に、掘削調査・温泉モニタリング調査などは昨年度にそれぞれ完了した。これを受けて、5~9月に掘削したA-1、A-2の試験生産井で噴気試験を今回実施する。試験では、実際の生産井と同じ規模の井戸で1~2 週間連続して噴気させ、蒸気の生産能力を評価する、この試験で井戸の蒸気量、地下の温度、井戸周辺の透水性などを検証する。今年度~2021年度には環境影響評価などを行い、事業性があると認められた場合発電設備を着工する。