2018/10/03 ニュース
深谷市の再エネ電力会社、市内公共施設への送電を開始

 再生可能エネルギー電力事業会社のふかやeパワー(埼玉県深谷市)は10月1日、同日から市公共施設への送電を開始すると発表した。まず高圧電力1362kWを、本庁舎、図書館、老人福祉施設など市内14か所に供給する。同時に低圧電力806kWも消防分署、公園など41か所に送電する。同社の電源は、▽大規模太陽光発電設備からの電力、▽家庭用太陽光発電設備からの電力、▽電力卸市場から購入した電力--などで構成され、今回供給する電力も太陽光由来の電力が主力になると見られる。同社は、2019年4月から予定していた民間の顧客への供給も、協力を得られた顧客から前倒しで始めるとしている。今年11月以降、市の公共施設と民間顧客の11施設向けに電力供給を始める見通し。一般家庭向けには、2020年4月からの供給開始を目指している。ふかやeパワーは深谷市(出資比率55%)、みやまパワーHD(30%)、深谷商工会議所(5%)など5者が出資して設立された。