2018/10/01 ニュース
九電工ほか、うるま市で4万9000kWのバイオマス発電事業に着手

 九電工は9月27日、昨年7月に設立された発電事業会社「沖縄うるまニューエナジー」(沖縄県うるま市)に出資参画すると発表した。沖縄うるまニューエナジーは、出力4万9000kW、年間発電量約35万MWhのバイオマス発電設備「中城バイオマス発電所」をうるま市の中城湾港新港地区工業団地内で建設・運営する。新設備は2019年6月の着工と、2021年7月末の稼動を予定している。発電燃料には、パーム椰子殻と木質ペレットを年間約20~25万t使用する予定で、稼動により年間約27万t-CO2(推定)のCO2排出削減効果も期待されている。沖縄うるまニューエナジーには、▽イーレックス(出資比率44.8%)、▽九電みらいエナジー(20%)、▽トーヨーカネツ(10%)、▽沖縄ガス(6.8%)、▽同社九電工(4.5%)、▽東京ガスエンジニアリングソリューションズ(2.7%)、▽地元企業など5社(11.2%)--の11社が出資参画している。同事業では、イーレックス、トーヨーカネツなど4社が発電所を運営し、同社が新設備の電気設備工事を担当する。