2018/09/05 ニュース
新日鉄住金エンジ、本田技研のタイ拠点でコージェネ設備を稼動

 新日鉄住金エンジニアリングは9月4日、本田技研工業のタイ拠点「タイ・ホンダ・マニュファクチャリング」(同国バンコク市)向けに建設したオンサイトエネルギー供給設備が稼動したと発表した。この設備は、同社と大阪ガスが共同出資する現地法人、「NS-OGエナジーソリューションズ」が建設していたもの。4月1日からエネルギー供給を開始しており、ガスエンジンとコージェネレーション設備の出力は7800kWとなっている。また、2000kWの温水供給能力、4t/時の蒸気供給能力も持ち、今回の稼動で年間7000tのCO2排出削減効果が得られると期待されている。エネルギーの供給期間は15年間で、系統電圧が低下した際には自立運転に移行し、非常用電源として工場へのエネルギー供給を継続する。両社が手がけた同様のエネルギー供給プロジェクトは、昨年11月のホンダ・オートモービル・タイランド向けに続き、これが同国で4件目となる。