ミライト・ホールディングス(東京都江東区)は8月31日、グループ会社のミライト(同)が三井物産の電力系統を安定化させる実証実験に参画すると発表した。9月上旬から、ミライト市川研修センター(千葉県市川市)で実験を開始する。三井物産は、昨年12月から低炭素社会を実現するための分散型電源による電力系統安定化の実証実験を行っている。これには、三井物産が出資するベンチャー企業のステム(本社・米カリフォルニア州)の「電力需要予測分析技術を用いた人工知能駆動蓄電システム」と、米テスラの蓄電池を活用している。ミライトは今回、同社が保有する蓄電池設置のノウハウと、従来の通信インフラ建設技術、実験の場として市川研修センターをそれぞれ提供し、実験に参画する。両社は9月上旬から、ピークカットやエネルギーマネジメントの実効性と、電力事業者のニーズに応じて調整電力を供給できるかなどを検証する。そしてこの実証実験を通じ、蓄電システムなどの分散型電源を活用した、効率的な電源構成の構築に寄与したいとしている。
2018/09/03 ニュース
ミライト、三井物産の電力系統安定化実験に参画
2018/09/03
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