四国電力は8月31日、ベンチャー企業のLEシステム(福岡県久留米市)に2億円を出資したと発表した。LEシステムには太陽石油(東京都千代田区)も2億400万円を出資し、電解液製造で業務提携に関する基本合意書を締結している。LEシステムは、電力貯蔵用電池の1つであるバナジウムレドックスフロー電池(VRFB)に用いられる電解液の研究開発・製造を行っている。電解液原料のバナジウムを、火力発電設備などから排出される重油燃焼煤から回収する新技術を持ち、現在は茨城県つくば市と稲敷市で電解液量産化の実証を行っている。2020年度から本格的に生産する予定で、福島県浪江町では商業化プラントの建設を計画中。これらの点から、同社はLEシステムの将来性などに期待して出資を決定した。同社がベンチャー企業に出資するのはこれが2度目で、今後は同社の事業へのシナジーも検討していくという。
2018/09/03 ニュース
四国電力ほか、電解液製造のベンチャーに2億円出資
2018/09/03
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2018/08/31
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