東芝は8月30日、同社のリチウムイオン電池「SCiB」を使用した蓄電池システムが、欧州で鉄道車両に要求される規格を取得したと発表した。取得したのはEN50126、EN50129の認証で、最高水準として取得した。同社は、鉄道車両向けにリチウムイオン電池のシステムが欧州の規格取得するのは世界初だとしている。取得した規格の対象は、▽最大28直列・公称DC773Vまでの電池モジュール、▽電池モジュールを制御し、電圧や温度などの情報を車両に通知する装置、▽安全を管理するための監視装置--などで構成されるシステム。同社は、SCiBの安全性を活かし、監視・制御システムを簡素化することで信頼性を高めた。また、対象となったシステムでは、ハードウェアのみで構成することで、誤動作のリスクを低減した多重安全構成を採用した。
2018/08/31 ニュース
東芝、欧州で鉄道車両向けの電池システムが認証を取得
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