出光興産は8月29日、同社が9.6%の権益を保有するスノーレ油田(ノルウェー・ベルゲン市北西約200kmの海域)で、浮体式洋上風力発電による電力確保の検討を始めたと発表した。同社は2019年の最終投資判断に向け、設計や建設・設置作業の詳細を今後検討する。参加が決定した場合は同社の子会社、出光スノーレ石油開発(東京都千代田区)が、同国の現地法人の出光ペトロリアムノルゲを通じて参画する。この案件は、同油田の海洋石油ガス生産設備の近隣海域に、洋上風力発電設備「Hywind Tampen floating wind farm」を建設・運営するもの。新設備は出力8000kWの浮体式風力発電設備11基で構成され、石油ガス生産設備に直接接続する。発電した電力は、同油田と近傍のガルファクス油田に供給される予定。浮体式風力発電設備には、エクイノールのハイウィンドと呼ばれるコンセプトを採用する。実現すれば、石油ガス生産設備で使用しているガスタービン発電設備からの電力を約35%節約できる。風況が良好な時期には、この割合はさらに増大するという。
2018/08/31 ニュース
石油ガス生産設備での洋上風力発電計画に参画を検討 出光興産
2018/08/29
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