三菱マテリアルは8月22日、食品残渣を活用してバイオガス発電を行う事業会社「ニューエナジーふじみ野」(東京都千代田区)を5月30日付で設立したと発表した。新会社の資本金は5000万円で、同社が全額を出資している。新会社は今後、処理能力40t/i日のバイオガスプラントを建設し、発電目的で食品残渣の処理事業を行う。発電過程で発生する汚泥などは、同社のセメントエ場で再利用し、最終処分廃棄物が発生しないようにする。燃料の元となる食品残渣は、食品事業者から発生するものを収集・利用する。埼玉県富士見市、ふじみ野市、三芳町で構成する入間東部地区事務組合の敷地内に建設する。同社は今年度中に事務組合と土地の賃貸借契約を締結し、2019年度中にプラントを建設、2020年4月に稼動させる予定。同社は2015年、環境省の補助事業として、埼玉県本庄市でバイオガス化の実証試験を実施、事業化の検討を進めてきていた。今年4月には、事務組合の所有するし尿処理施設の敷地を借り受け、同事業を実施することで事務組合と協定を締結している。
2018/08/23 ニュース
三菱マテリアル、バイオガス発電の事業会社を全額出資で設立
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