神奈川県は8月21日、5月24日から公募していた分散型エネルギーシステム導入事業の補助対象案件を発表した。選定されたのは三井住友ファイナンス&リース、東邦化学工業が共同で応募した案件で、今回はこの1件しか応募が見られなかった。両社の案件は、東邦化学工業の追浜工場(横須賀市)に、出力約1700kWのガスコージェネレーションシステムを導入するもの。発電した電力は工場に隣接する研究所にも送電し、工場と研究所の商業電力消費量を大幅に削減する。同時に、排ガスボイラーで最大限に廃熱を回収し、既存の蒸気ボイラーの稼働量を低減して省エネルギー、省CO2を両立する。同工場には、既存のガスコージェネ(出力約1200kW)があるが、これを発電容量の大きなものに更新する。これで商業電力の停電時には新設備を最大限活用し、事業の継続を図る。既存の貫流ボイラーが故障した時にも、新設備の蒸気を活用する形で事業を継続する。
2018/08/23 ニュース
1700kW級ガスコージェネの導入に補助決定 神奈川県
2018/08/23
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