三菱マテリアルは8月20日、電動車両(xEV)用リチウムイオン電池などに含まれるコバルト、ニッケルなどのリサイクル技術を共同開発すると発表した。この技術開発は日本磁力選鉱とともに行う。両社は、廃xEVに搭載されたリチウムイオン電池、電池製造メーカーで発生する不良品などから、これらのレアメタルを高効率に回収する総合的なリサイクル技術を確立する。これにより、リチウムイオン電池材料の安定的な供給と、そのリサイクルシステムの構築に貢献する。まず、同社のリチウムイオン電池の活物質からコバルト、ニッケルを回収する精製装置を日本磁力選鉱ひびき工場(北九州市)に設置する。その後、熱分解処理からコバルト、ニッケル回収までを実施するリサイクル設備を本年度内に稼働して実証試験を開始。事業化を見据えた技術的な検証と、その結果に基づく改良技術を共同開発する。両社は、経済産業省や環境省主導の実証事業に参加してきており、同社のレアメタル湿式精錬技術も活用しながら総合的なリサイクル技術の開発と商業化を進める。
2018/08/21 ニュース
三菱マテリアル、廃xEV用電池からのレアメタル回収に着手
2018/08/21
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