2018/08/08 ニュース
東電FP、富津火力発電所2号系列第4軸を高効率化

 東京電力フュエル&パワー(東電FP)は8月3日、富津火力発電所2号系列(定格出力16.5万kW×7軸)で、第4軸の更新工事が完了したと発表した。同日から稼動しており、これで1・2合計列全13軸のうち、9軸の更新が完了したことになる。今回の更新で、第4軸の発電効率は47.2%から54.3%へ向上した。更新工事を行ったのは三菱日立パワーシステムズで、同社製の重構造型ガスタービン「H-100」に換装した。工事では、重量物の運搬を効率化し、試運転の段取りなどを改善した。この結果、通常180日間はかかっていた工事日数を24日減らし、156日で完了した。この更新で、第4軸の燃料費は年間約13億円、CO2排出量を約6万tそれぞれ削減できる見込み。同社は今後、残り4軸の更新工事も順次実施して行く方針。