三井物産は7月6日、タイで建設していたサトウキビの搾りかす(バガス)からエタノール原料などを製造する実証プラントが完成したと発表した。同社と東レ、三井製糖が同国ウドンタニ県で建設していたもので、乾燥バガスの処理能力5000t/年。セルロース糖の製造能力は1400t/年、バイオエタノールは700kl/年を抽出できるという。実証の事業期間は2016年度~2022年度(予定)で、7月下旬に稼動し、省エネルギー性能や高付加価値品を併産する有効性を検証する。実証では、バガスから糖液を濃縮する工程で日本の分離膜技術を活用し、従来のプロセスと比べ50%以上の省エネルギー化を目指す。同社は今回の実証で、生産物の普及検証を行う。
2018/07/09 ニュース
三井物産ほか、バガス由来のエタノール製造実証プラントを完成
2018/07/09
2018/07/09
2018/07/09
2018/07/06
2018/07/06