日本電気(NEC)は7月5日、ブラジルの配電大手ネオエナジア(本社・リオ デ ジャネイロ)に蓄電システムを提供したと発表した。同社とエネルギー関連子会社のNECエナジーソリューションズ(本社・米マサチューセッツ州)が供給したもの。新システムは同国フェルナンド・デ・ノローニャ島に導入され、8月以降に稼動する予定という。同島は自然保護の観点から、電力供給をディーゼル発電と太陽光発電に頼っている。このため、特に太陽光発電設備にに蓄電システムを付加することで、気候で発電量が変動する太陽光発電の安定的な電力供給を目指す。同時に、ディーゼル発電からの設備置き換えを促進し、同島の自然環境保護に貢献する。今回の商談は、NECエナジーソリューションズとしては同国での初受注となる。