2018/07/06 ニュース
三菱重工グループ、ごみ焼却炉へのAI導入で発電効率など向上へ

 三菱重工業のグループ会社、三菱重工環境・化学エンジニアリング(横浜市)は7月3日、横浜市と「公民連携によるごみ焼却工場へのAI・IoT技術の導入」に関する実証研究に着手した。平成31年3月末日まで実施する。この研究は、横浜市の資源循環局都筑工場(処理能力1200t/日、発電出力1万3000kW)で行われる。都筑工場と市庁舎で運転データのネットワークを構築し、蓄積したデータをAI技術で分析し、より高度な安定運転を目指すもの。この研究ではIoT技術の導入で、都筑工場の運転状況を市庁舎でもリアルタイムに確認できるようにする。同時に、運転データをビッグデータとして蓄積し、様々な角度からAI技術を活用して分析する。このことで都筑工場の故障予知や安定運転の向上、発電量の向上などが期待できるという。