糸満市は7月2日、民間企業6社と「バイオガス(消化ガス)を活用した発電および廃熱活用事業」の事業化で合意したと発表した。今後は、7者が出資する事業会社「いとまんバイオエナジー(仮称)」を合弁で設立し、2019年4月の設備稼動を目指す。同事業は、糸満市の下水処理設備「糸満市浄化センター」の処理工程で発生するバイオガスを燃料に発電するもの。発電設備は出力25kWのコージェネレーションシステムを5台導入し、消化ガスの発生量に合わせて将来的にはシステム増設も予定している。発電設備は今年12月に着工する予定。発電した電力は、いとまんバイオエナジーに出資する沖縄ガスニューパワーを通じて、糸満市工業団地の需要家などに外販する。また、発電時の廃熱で温水を作り、出資企業の青い海が塩の製造工程で活用する。いとまんバイオエナジーの出資企業・団体は以下の通り。
▽糸満市、▽オカノ、▽沖縄ガス、▽青い海、▽ヤンマー沖縄、▽沖縄ガスニューパワー、▽東京ガスエンジニアリングソリューションズ、▽ヤンマーエネルギーシステム