2018/07/02 ニュース
日本工営 ベルギー企業と系統調整で特別目的会社を設立

 日本工営(東京都千代田区)は6月28日、ベルギーのアグリゲーター企業、YUSO(本社・ベルギー ワレヘム)と特別目的会社「Ruien Energy Storage NV」を設立したと発表した。両社は新会社を通じて、蓄電池を活用したベルギーでの周波数調整サービスなどのプロジェクト開発を行う。新会社は、ベルギーのオースト=フランデレン州に所在する旧石炭火力発電所構内、電力系統変電所の隣接地に25MWの蓄電システムを新設する。この新システムで、周波数を調整し電力品質を維持するアンシラリーサービスを提供する。同時に、電力価格が低い時間帯に充電し、高い時間帯に放電して収益を得るアービトラージサービスの案件を開発する。このサービスは年内に設計や各種調整を実施し、2020年初旬の稼動を目指す。同社は設備の設計施工、保守を含む技術的なマネジメントを行い、YUSOは蓄電システムのオペレーションを担当する。