日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社（東京都品川区）は6月7日、東邦ガスから「（仮称）新セントレア水素ステーション」建設工事を受注したと発表した。新設備は愛知県常滑市に建設し、2019年2月の竣工を予定している。水素供給方式は、ステーションで都市ガスから水素を製造するオンサイト方式。供給能力は300N立法m/時（ピーク時は500N立法m/時）で、燃料電池自動車なら約3分間で満充填できる。なお、燃料電池バス(FCバス)にも水素を供給できる。同社は米エアープロダクツ（本社・ペンシルヴェニア州アレンタウン）と昨年9月に技術提携しており、この工事でエアープロダクツの水素供給技術「スマートフュエル」を採用する。これで、国内初のオンサイト型差圧充填式ステーションを着工する。また、蓄圧器には米国で一般的な米FIBAテクノロジーズ製「TYPE2複合蓄圧器」を採用する。今回の工事では、従来のFCバス対応水素ステーションよりも大幅なコストダウンを図り、イニシャルコストとライフサイクルコストの低減を両立する。