2018/05/31 ニュース
廃プラ由来の水素をホテルの燃料電池に供給 昭和電工

 昭和電工は5月30日、廃プラスチック由来の低炭素水素を、6月1日に開業する川崎キングスカイフロント東急REIホテルに供給すると発表した。この水素は同社川崎事業所(川崎市)で製造し、REIホテルでは大型燃料電池の燃料として活用する。川崎事業所では2003年から、アンモニアの製造工程でる水素を廃プラスチックから取り出す製造方法を導入している。製造工程で発生するCO2はドライアイスにリサイクルしており、環境負荷の低い製造方法だという。今回の事例は、環境省の実証事業「使用済プラスチック由来低炭素水素を活用した地域循環型水素地産地消モデル実証事業」に採択されている。同社は、廃プラスチック由来の水素が燃料電池向けとしてホテルで使用されるのは、今回が世界初の事例だとしている。