2018/05/29 ニュース
電源開発、静岡県の水力発電設備で一括更新工事を完了

 電源開発は5月25日、水力発電設備の秋葉第一発電所(静岡県浜松市)で、1号機の一括更新工事を完了したと発表した。同社は平成29年10月から更新工事を実施していたが、このほど各種試験と検査を終了し、24日に稼動した。今回の更新で、合計出力がそれまでの4万6250kWから4万7200kWに引き上げられた。同発電所は昭和33年に稼動し、運転開始から61年が経過していた。このため老朽化が目立っており、同社は設備信頼度の向上と合理化・省力化を目的に、主要設備の一括更新工事を決定。水車ランナの羽根形状を改良するなどで出力を増強させた。今回の稼動で、平成27年10月から同社が進めてきた秋葉第二発電所、第一発電所の主要設備で更新が全て終了し、同社の保有する水力発電所の総出力は857万3169kWとなった。