2018/05/16 ニュース
EV向け機器類などが貢献し当期利益約23%増 明電舎
 明電舎が5月14日に発表した平成30年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高2418億3200万円(前期比9.9%増)、営業利益113億8100万円(28.6%増)、経常利益99億9200万円(21.7%増)、当期利益70億5600万円(22.9%増)の増収増益となった。主要5分野中、同期の社会インフラ事業分野は売上高1470億4900万円(16.2%増)、営業利益の40億8000万円(23.8%増)とこちらも増収増益を確保した。電力・社会システム事業関連では、太陽光発電製品が減少した。その一方、日系企業の海外生産拠点向け設備投資に回復傾向が見られ、前期比で増収となった。産業システム事業分野は、売上高が560億万円とほぼ横ばいだが、営業利益は43億8400万円(77.8%増)と大幅増益となった。モータドライブ事業関連でPHEV・EV向けモータ、インバータが堅調だったため増収となった。今期は全社で売上高2450億円(1.3%増)、営業利益115億円(1%増)、経常利益108億円(8.1%増)、当期利益75億円(6.3%増)と最終増益を見込む。