神戸製鋼所は4月13日、子会社のコベルコパワー神戸が運営している神戸発電所1号機(微粉炭焚き、出力70万kW)の運転を停止したと発表した。毎月実施している、排ガス中のばいじん濃度測定で、3月20日に測定した値が0.011g/m3Nと環境基準値を0.001g/m3N上回ったためという。同社は神戸市と環境保全協定を締結しているため、発電設備を停止した。ばいじん濃度が高くなったのは、煙道ダクト床面に堆積した小さな鉄錆が、一時的な燃焼排ガスの風速変動で局所的に巻き上げられたためと見られている。このため、コベルコパワー神戸がガスガスヒーターや煙道ダクト床面を清掃し、ガスガスヒーターで部分的に腐食した個所を更新する。再稼動後もばいじん濃度を測定し、必要に応じて適切に処置していくとしている。なお、同社は13日付で最終報告書を神戸市環境局に提出した。
2018/04/16 ニュース
神戸製鋼、子会社がばいじん濃度超過で発電設備を停止
2018/04/16
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2018/04/13
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